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多読
Thought Soup
Kindle Unlimitedからこちら。
あらすじ(ネタバレあり)
街中に突如現れた正体不明の男。
聞くとスープを作るんだと。
しかも具は肉でも野菜でもなく、
街の人たちの「考え」。
誰もが男を怪しい奴と思いながらも、
言われるまま袋の中に次々と頭を入れ、
それを揺することで
おのおのの「考え」を集めていきます。
そしてその集まった「考え」を煮えたぎったお湯の中に入れて溶いていきます。
こうして出来上がったスープを
街の人たちは一斉に試食します。
結果は?
それはこの世のものと思えないくらい
不味い代物でした。
市長をはじめとした街の人たちを怒らせてしまい、
結局その男は即日刑務所送りになってしまいます。
男はその日の午後、もう一度だけチャンスをくれと願い出ます。
そして、街の人たちには今度は
「いい(美味しい)考え」
を持ってきてくれと頼みます。
そのあとどうなるのでしょうか?
あとは読んでからのお楽しみ。(^o^)
子供向けの本ですが、
これはまさに大人が読むべき本だと思いました。
このお話は、
メルヘンの中にも世にはびこっている現実が織り込まれていて、
なかなかの良書です。
是非読んでみて下さい。
YL2点台半ばくらいかしら。 総文字数3,345
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