
この記事の目次
多読
The New Heart
今日読んだのはこちら。
あらすじ(ネタバレあり)
シェーンは重い心臓病を患っている17歳。
回復のために残された手立ては、
心臓移植しかありません。
車を運転したり、
彼女を作ったりという
人生を謳歌したい夢を叶えるためには、
誰かの死、
つまりドナーになってくれる人の死を待たなければならないということです。
そこが、シェーンの心に引っかかっているのです。
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イワンは父の漁師という仕事を継ぐのが嫌で嫌で仕方なく、
友人が住んでいるエディンバーグでコックとして働くことになりました。
アパートを借りるお金を持っていないイワンは、
友人宅にしばらく居候させてもらうことに。
ところが、友人にガールフレンドができ、
イワンは出ていくように「通告」されてしまいます。
そんな折も折、
夏が終わるとイワンのレストランは閑散期を迎え、
仕事がなくなります。
父の元に戻るのが嫌なイワンは、
やむなくホームレスとして生活することになりました。
そんな彼に待ち受けていた運命とは?
・・・・・・・・・・・。
シェーンとイワンの人生がどう交錯するのでしょうか?
後は読んでみてのお楽しみ。
非常に読みやすい英語で、
臓器移植問題についていろんなことを考えさせられる作品です。
それぞれの当事者の、
それぞれの心情についての描写がなかなか巧みで、
読んでいて飽きません。
あっという間の読書体験でした。
YL3点台前半くらいでしょうか? 総文字数11,680