
この記事の目次
多読
Jane Eyre
あらすじ(ネタバレあり)
若くして両親を亡くしたJaneは叔母の家で過ごしていますが、
叔母は優しくなく、
意地悪な従兄弟たちの執拗ないじめに遭う中、
10歳にしてLowoodという全寮制の学校に送り込まれます。
これで生き地獄から解放されたのか?
いえいえ。
そこがまたとんでもない学校で、
粗末な食事と暖かくない衣服、
非衛生な環境でクラスメイトが次々と死んでいきます。
それでも18歳まで我慢して過ごした後、
新聞広告に「家庭教師をやります」と掲載すると
すぐに申し込みがあり、住み込みで仕事をすることになりました。
そこで出逢った主人Rochesterとの愛の物語がこの作品の柱です。
生きている世界の違いや、
Rochesterの美しい女友達を目の当たりにして、
とてもつらい劣等感と戦いながらも、
自分の気持ちに正直に生きるJane。

おとよん
あとは読んでからのお楽しみ。

くまさん
今では珍しくない生き方でも、
19世紀半ばにこんな芯のある生き方をする女性は珍しかったんだね。
その溢れんばかりの内面を、余すことなく表現しています。
それがこの作品が名作として読み続けられている理由だよ
最後はハッピーエンドなのですが、
語彙が少ないリトールド版なので、
Janeがなぜ従兄弟からの結婚の申し込みを断ってまで、
盲目(元妻の放火が原因)で片腕を無くしてしまったRochesterへの愛を貫いたのか、
わたしの貧しい想像力で「脳内補完」しなければならなかったのは、残念でもあります。
早く原書を辞書無しで読めるようになって、
この恋愛物語の世界にどっぷりとうっとりと浸かってみたいものです。^^
総文字数8,327 YL3.2~3.4
おすすめ多読本
Cooper Baltis (著), Patrick Kennedy (編集) Hippo Books (2015/11/22)