5月26日 Just Good Friends

多読

Just Good Friends

読破しました!
同じ方向を笑顔で見つめながら寄り添う二人。
一見さわやかな表紙の写真が実はとんでもない「釣り」だったとは・・・。

以降、ネタバレ含みの書評です。
ステファニーとマックスのイギリス人カップル。
二人で海外旅行先をどうするか決める場面から始まります。
英語教師のステファニーは、かつてのイタリア人の教え子、カルロが所有する別荘に行くことを提案します。
カルロが、いつでもただで使っていいよと言ってくれたからとステファニーは言うのですが、マックスはその話は五年も前の話でしょう?と、知らない男の出現に戸惑いながらも、つとめて冷静に尋ねます。
すると、大丈夫!カルロはもう結婚しているし、優しい人だからと。
既婚ならいいかと、マックスはステファニーの提案を受け入れます。
そして誠実なカルロも五年前の約束を覚えていて、約束を破れないという理由で、彼らの訪問を受け入れます。

ちょっと待って!
現在カルロは妻子ある身。その彼の別荘に新しい恋人と五年前の約束を盾に乗り込んでいくって、どうなの?
大胆というか、無神経というか・・・。
わたしもびっくりしてしまいました。(゚Д゚)
五年前、つまり独身時代のカルロがした約束は、多分にステファニーと恋人関係になるかもという期待を込めた「いつでもタダで使っていいよ」だと、わたしは思うのですが、どうなんでしょうかね。
それを、今頃になって「蒸し返されて」は、カルロにとって迷惑ではないかと、分別のある大人なら考えそうなものですが・・・。
実際、カルロの奥さんは面白くありません。
まだ自分を好いてくれているであろうカルロと、気持ちの上でまだ繋がっていたいという「願望」か、まさかの時のための「キープ要員」としてつなぎ止めておきたいのか。
ステファニーの行動はそんな下心さえ、感じられます。
ところが、そのことを注意深く考えた形跡はないため、本人は悪いことだとはこれっぽっちも考えていないと見受けられます。
さらには、旅行中、具合が悪くなったマックスの看病をせず、カルロのもとにとっとと遊びに出かけてしまいます。
冷たいのも然ることながら、そんな行動がマックスを不安にさせる、なんてことにこれっぽっちも考えが至りません。相手は既婚者とはいえ、何かの拍子に「間違い」が起こらないとも限りません。(実際、物語の後半に「間違い」が起こります)
ステファニーの行動は全て自分中心。絵に描いたような自己チューぶりに、なんだか吐き気がしてきます。
そんな感じで、物語が進んでいきます。

結局ステファニーはカルロにもマックスにも振られてしまいます。
まあ当然の結末と言えるのですが、それでも読後感は悪いままでした。
というのは、そこで打ちのめされて、改心していい女になるという筋書きなら多少救われるのですが、彼女は振られた直後、めかし込んで新たな出会いを求めて外出しようとしているからです。
この救いのない結末に、多くのタドキストたちからは、怒りや軽蔑の書き込みが方々(ほうぼう)で寄せられています。

でもちょっと待って!
これってわたしたちのような「分別のある大人」が密かに抱く、奔放の生きることに対する羨望というか嫉妬ではないのか?
そんな馬鹿な!
でも、この不道徳とされる生き方を題材にしたお話が、この本しかり昼ドラしかり、一定の読者・視聴者をつかんではなさいという現実は受け止めなくてはならないと思います。
実際、わたし自身、最後まで読んでしまいましたし。f^_^;
ただ、ストーリーにひねりがないため、再読はしないと思います。多分。
次はもっと「火遊び」をしたくなるような、読み応えのある本を読んでみたいと思います。
もちろんわたしの場合は、本の中の世界でキュンキュンするだけですけどね。(^◇^)
総文字数 13,630 YL 3.5
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こんにちは。 おとよんです。 趣味で英語の勉強をしているおじさんです。 日々の学習記録を中心に、そのほか何でも思いついたことを書き続けます。 皆様のコメントには誠心誠意お応え申し上げます。 どうぞよろしくお願いいたします。