Gulliver’s Travels
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多読

Gulliver's Travels

あらすじ(ネタバレあり)

恥ずかしながら告白しますと、

 

「ガリバー旅行記」をまともに読んだことがなかったので、

 

単なる大男の話かと思っていました。

 

 

ところがそれは間違っていました。

 

ガリバーは普通サイズなのです。

 

彼が旅行(と言うより遭難)したその先々の「国」は、

 

かの有名な小人の国以外にも、

 

巨人の国、天上の国、魔術師の国、馬の国といった

 

普通ではない国でした。

 

 

特に印象的だったのは、

 

ガリバーが馬の国に漂着した、最後のお話です。

 

ガリバーは、馬の国の王様(彼ももちろん馬)に

 

愛する我が祖国イギリスの成り立ち、

 

習俗などを絶大なる誇りを持って説明しているのに、

 

それをほぼ全否定されてしまいます。

 

 

ガリバーの属する西欧人の習俗を聞いて、

 

馬の国が支配下に置くYahoo(ヤフー)という

 

「邪悪で汚らしい毛深い生物」も、

 

あんたら人間と同じような知能を持ったら、

 

もっと酷いことになるんだろうとさえ言われてしまいます。

 

実際このヤフーの「醜さ、愚かさ」を何年も目の当たりにしているうちに、

 

ガリバーは人間の愚かさ、欲深さ、罪深さに気づき、

 

自分も馬になろうと、心から願うようになります。

 

それでも所詮ガリバーはヤフーと同じ存在であるとの評決を喰らい、

 

国外追放処分になります。

 

 

帰国後もガリバーは馬の言葉を喋り、

 

馬の歩き方をまね、

 

厩舎の匂いを愛し、

 

妻や子どもたちを遠ざけて過ごしていきます。

 

こんなふうに、人間の愚かさを風刺するお話でした。

ガリバーと日本

架空の国ばかりのガリバー旅行記ですが、

 

唯一日本だけが実在する国なのに登場します。

 

それはきっと当時のイギリス人にとっても

 

「夢の国」だったからなのでしょう、と勝手に解釈しています😊

 

原作本には、ラグナグという島から日本にたどり着いたガリバーが、

 

1709年5月21日、将軍に拝謁しています。

 

 

時の将軍は第六代家宣。

 

もちろんガリバー旅行記は創作なので、

 

日本側にそのような記録は全く存在しませんよ😁

 

その後、長崎からオランダ船に乗ってイギリスに帰国しています。

 

鎖国中の日本は長崎で唯一、オランダと交易をしていました。(シナを除く)

 

小説とは言え、リアリティー面に抜かりないのも、

 

長年愛されている理由かもしれません。

 

 

ちなみに、ガリバーが日本に初上陸したのは「ザモスキ」という地点でした。

 

それは、横須賀の観音崎であるという解釈で、

 

観音崎は街おこしにガリバーを登場させています。

 

「ガリバー観音崎上陸」の逸話(タウンニュース社さんのページ)

 

ガリバーに日本とそんなに関わりがあったとは、実に驚きでした。

 

 

ところで、ガリバーが小人の国に漂着したのが1699年。

 

日本ではその2年後の元禄14年、

 

浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が、

 

江戸城松之大廊下で、

 

吉良上野介(きらこうずけのすけ)に刃傷沙汰を起こしています。

 

いわゆる「忠臣蔵」です。

 

如何に古いお話か分かりますね😊

 

 

ウィキペディアによると、この本の初版は1726年だそうです。

 

ただ、社会風刺が強すぎる内容に対して

 

民衆が怒り出すのを恐れた出版社が

 

勝手に内容を改編してしまっていたそうです。

 

 

気になったので、我が日本での社会風刺小説は何か?

 

いろいろ調べてみたら、なんとあの「竹取物語」に行き着きました。

 

この作品は日本の風刺小説の嚆矢(さきがけ)とも言われているそうな。

 

作者不詳のまま今に伝わるこの話。

 

識者によると当時栄華を極めた藤原氏に対する

 

皮肉、批判が込められているとのこと。

 

男たちを弄んだ「かぐや姫」が犯した本当の罪
~謎だらけの竹取物語の根底には何があるのか~

総文字数 15,325  YL3.8

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