THE SILVER SWORD
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多読

THE SILVER SWORD

第二次世界大戦中から戦後にかけてのポーランド人、バリッキー家の物語です。

世界史上、現存する国でもっとも辛酸をなめた国のひとつとも言われているポーランド。

浅学のため歴史をわかりやすく紹介することはできませんが、

 

第二次世界大戦中、

 

ポーランドはナチス・ドイツとソ連という「二大凶悪國」に挟まれていました。

 

1939年、ポーランドの意向などお構いなしに、

 

勝手に人の土地を分割する「裏取引」をした

 

ヒットラーとスターリンにより、領土を分捕(ぶんど)られてしまいます。

 

ソ連占領部分では、

 

二万二千人あまりのポーランド人捕虜が虐殺された

 

「カティンの森事件」があったり、

 

百万人以上のポーランド人がシベリアなどに強制移住させられたりし、

 

さんざんな目に遭います。

 

そんな中、旧ポーランド領で新たな「領主」となった

 

ドイツとソ連が今度はお互いドンパチを始めます。

 

しかも他人の土地(ポーランド)で。

 

その戦いの末、

 

旧ポーランド領は全て

 

ドイツの支配下に置かれることになりました。

 

憎きソ連を駆逐したドイツ。

 

万雷の拍手によって迎えられたのか?

 

いやいや、ドイツは決して解放軍ではありませんでした。

 

独ソによる分割統治時代でさえ、

 

ドイツの方が厳しい施政をしていたといわれています。

 

ソ連を追っ払った後、

 

ドイツの悪逆は更にエスカレートします。

 

その極みがユダヤ人大量虐殺でした。

 

約600万人とされるナチス・ドイツによるユダヤ人の

 

「ホロコースト」(大量虐殺)のうち、

 

その半数の300万人はポーランドに住むユダヤ人だと言われています。

 

この戦争を通じたポーランド人全体の犠牲者は580万人。

 

それは全人口の25パーセント!

 

嗚呼・・・。

 

ちなみに我が日本。

 

シナ事変以降の戦没者数は310万人。(昭和三十八年閣議決定)

 

全人口の三パーセント後半から四パーセント前半。(ウィキペディアより)

 

真偽のほどは確かではありませんが、

 

「世界一不幸を味わった国家は?」という世界規模?のインターネット調査で、

 

多くの人がポーランドを挙げています。

「ホロコーストは作り話」説に触れる

更にポーランドの歴史に触れていると、

 

思いも寄らない意見に目を見張りました。

 

なんと、「ホロコーストはでっち上げ」であるという説です。

 

ホロコーストとかいう史上最大の作り話(腹筋崩壊ニュースさんの記事)

 

ここは英語学習記録ブログなので、

 

この説についての論評は敢えていたしません。

 

思うところはもちろんありますよ。

 

ただ、わたし自身、

 

「歴史の真相なんていうものは、実は信用できない」と、

 

ここ数年来思っていることなのです。

 

卑近な例?で恐縮ですが、

 

あれだけ辞任しないと粘り腰を見せていた

 

舛添東京都知事が急転直下辞任したことだって、

 

裏取引説や引導説などいろいろあって、

 

真相は明らかになっていません。

 

たった数日前(平成二十八年六月一五日)のことでさえ、こんな有様。

 

70年以上前のことの真相など、

 

完全解明されることなどあり得ないと思っています。

 

ただ、「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」問題を目の当たりにしている身からすると、

 

「さもありなん」とも思えてきます。

 

ホロコーストが仮になかったとすれば、

 

ユダヤ人も定説とされているほどの犠牲者がいなかったことになりませんか?

 

もちろん、迫害された上に処刑されたユダヤ人たち一人一人に思いを馳せ、

 

ただただ冥福を祈るばかりですが、

 

犠牲者数が実際はうんと少なかったということになれば、

 

それは喜ばしいことであると思います。

 

 

さて、以上のような予備知識を持ってこの本に臨むと、

 

もっと味わい深い読後感を得ることができるかもしれません。

 

わたしの場合、

 

この作品がきっかけでポーランドの歴史に少しでも触れることができました。

 

それが最大の収穫です。

 

 

ポーランドの歴史を勉強しながらこの記事を書くのに、

 

4時間も費やしてしまいました。^^

 

ですけど、多読からの発展学習なので、

 

重いテーマではあるものの楽しく勉強できました。

バリッキー家の物語

あらすじ(ネタバレあり)

ポーランドのワルシャワに住むバリッキー家は

 

ナチによって引き裂かれ、

 

三児の父ジョセフは収容所に、

 

母マーグリットはナチによって拉致され、行方不明に。

 

残された三人の子どもたちは、

 

母の故郷であるスイスを目指します。

 

 
父ジョセフは「頭脳プレー」で何とか脱獄して、

 

たまたま会ったジャンという少年に、

 

銀の剣(ペーパーナイフ)と、

 

「スイスで待っている」という自分の子どもたちへのメッセージを託します。

 

 

そして物語的な都合の良さ?で、

 

ジャンと出会えた子どもたちは、

 

父からのコトバを伝え聞き、

 

がれきと化した自分たちの家を離れ、

 

スイスを目指して旅立ちます。

 

ワルシャワからベルリンを経由して

 

スイスとの国境にあるコンスタンツ湖(ボーデン湖)までの

 

1200キロ以上の道のりを

 

カヌーや徒歩やトラックの荷台などで移動します。

 

果たして彼らは両親と再会することができるのか?

 

それは読んでからのお楽しみ。

 

最後の展開はイマイチ消化不良でしたが、

 

英文はとても読みやすかったです。

 

総文字数14,960  YL3.8

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