
本読み
民法がわかった
みなさまこんにちは。
木村拓哉さんのTBS系列ドラマ『A Life』が始まりましたね。
視聴して思ったのは二つ。
一つは「キムタクが出る=有能な医師」という謂わば「出落ち」感が否めない。
そしてもう一つはテレビ朝日系列『ドクターX~外科医・大門未知子~』に似せまい似せまいと意識しすぎて中途半端なストーリーになってしまっているということです。
木村拓哉さんには失礼ですが、この出落ち感がわくわく感を削いでいる気がします。
これが例えば大泉洋さん主演だったら、ドキドキ感が増すと思うのですが。
連続テレビ小説『まれ』の津村徹、つまりまれの父親のだめっぷりから、大河ドラマ『真田丸』での真田幸村の偉大な兄信之という、真逆に振れきった人物を演じたあと、今度はどんな奴なのか?とわくわくしませんか?
いつふざけるのか?という危うさを常に持ち続けるスーパー心臓外科医。
見てみたいなー。大泉洋さんの天才外科医。
そしてストーリー。
米倉涼子さん演じる大門未知子という金字塔を前に天才外科医ネタでドラマを作るのは「パクリ」という批判を浴びかねませんから頭の痛いところですよね。
だからかどうかははっきりわかりませんが、竹内結子さん演じる病院長の娘壇上深冬(だんじょうみふゆ)と浅野忠信さん演じるその婿壇上壮大(まさお)との三角関係、更には菜々緒さん演じる愛人?榊原実梨(さかきばらみのり)を登場させ、いわゆる恋愛要素もドラマに盛り込んでいます。
恋愛要素を一切排した『ドクターX~外科医・大門未知子~』との差別化なんでしょうけど、どうなんでしょうかね。
話が拡散しすぎて集中できません。
トヨタ自動車のクルマに似せまい似せまいと意識している日産自動車や本田技研工業のクルマのように思えてしまいます。
もっともそのトヨタも、レクサスブランドでメルセデスに似せまい似せまいと意識しすぎているように見えますが。
せっかく木村拓哉さんを使うんですから、検事モノの『HERO』のようなブルーオーシャン、つまり未開拓な分野でのスーパーヒーローを演じてもらえばいいと思います。
もっとも、そんなアイディアがすぐ湧けばだれも苦労しないんでしょうけどね。
閑話休題。
1月15日、2時間。
1月16日、3時間。