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今日の添削結果
皆さんこんにちは。
皆さんは別の性になってみたいと思いますか?
男のわたしの場合、正直言って女になることに興味はあります。
女の方が楽かもしれない。
そんなふうに思うとき、自分が女だったらと考えることが、ごくたまにですがあります。
ですが、妻をはじめとして周囲の女性の話を見聞きしていると、
女として生きることは、それはそれで面倒くさいなと思ったりもします。
やっぱり男の方がいいかな?(^_^;)
感想と反省
今日の大きな収穫は、fancy, even so, suppose の使い方を教えてもらったことです。
この3つのコトバだけでも、何だか英作文の表現力が一気に広がったような錯覚さえ覚えます。
第1行目の think that と think about の使い分けも、恥ずかしながら良い復習になりました。
今日のお題
あなたは生まれ変わるとしたら何になりたいですか?英語で答えてください。
わたしが書いた英文原稿
I seldom think that what I want to be next life.
わたしは来世何になりたいか、めったに考えません。
However, being a man is sometimes hard.
が、男でいることが時々辛くなることがあります。
At such time, I want to be a woman.
そんな時は女になりたいです。
If I could be a woman, I would be beautiful and pretty.
もし女になれるなら、美しく可愛くなりたいです。
In reality, it is not easy to live under such circumstances, is it, Yuppie?
でも実際には、そんな境遇でも生きていくのはラクじゃないですよね?Yuppie先生?
添削結果
I seldom think about what I want to be in the next life.
However, being a man is not always easy.
At such times, I fancy being a woman.
If I could, I would like to be a beautiful and pretty lady.
Even so, in reality, I suppose it is not easy to live. Is it, Yuppie?
添削詳細
I seldom think about what I want to be in the next life.
英文にあやまりがありました。
今回も全体を通して非常によく書かれたエッセイとなっていますね。それでは早速一文目から見ていきましょう。
(1) that は「〜という」という意味の接続詞なので、後ろには文が続きます。ここでは "what I want to be"「私がなりたいもの/何になりたいか」という名詞句が続いているので、that は削除するとよいでしょう。代わりに前置詞の about「〜について」を使うと、自然な繋がりとなりそうです。
(2) next week や next year などは前置詞や冠詞がなくても「次の〜に」といった副詞句として使うことができますが、life はそのような使い方をすることはあまりないので、基本的には in the next life のように前置詞の in と冠詞の the を伴って使うとよいかと思います。
However, being a man is not always easy.
良く出来ています。
こちらは素晴らしく、元のままで修正の必要はございません。添削例ではご参考までに、少し日本語とはニュアンスが変わってしまいますが、「男でいることはいつも楽なわけではない」としてみました。
▼not always ~「いつも〜ではない、必ずしも〜ではない」という意味になります。もし sometimes を言い換える必要がある場合にはこの not always を使って、例えば今回であれば hard → easy のように、元の表現と反対の意味の語を後ろに続けるとよいでしょう。
(例) "It sometimes rains in this area."「この地域ではときどき雨が降ります」⇔ "It is not always sunny in this area."「この地域ではいつも晴れなわけではありません」
At such times, I fancy being a woman.
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
こちらもとてもよく書かれています。なお、time は数えられない名詞として扱われることが多いですが、この文のように具体的な場面としての「時」を指す場合には、数えられる名詞となります。そのため添削例では、(前文で「時々」とあるように一回ではないので) 複数形で times とさせていただきました。
▼ I want to be a woman は元のままで問題のない、非常に綺麗な表現です。添削例ではご参考までに、カジュアルな表現で使われる fancy -ing「〜したいなと思う、〜することを空想する」を使ってみました。ここでは「女だったらなあ、とぼやーっと考える」というようなイメージになります。
If I could, I would like to be a beautiful and pretty lady.
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
こちらも英文自体としては非常に綺麗に書かれていますので、さらに自然な表現となるよう、添削例では以下のように表現してみました。
(1) 前文で"(I want) to be a woman" (添削例は being a woman) とあるので、この文の to be a woman は省略するとよりすっきりとした印象になりそうです。なお、"If I could" だけだと「できれば、可能なら」といった響きになります。
(2) "I would be ~" とすると「〜になるでしょう」といった意味合いになるので、「なりたい」という願望を would を使って表現する場合には would like to be ~ とするとよいでしょう。
▼ 添削例では参考までに、a beautiful and pretty lady「美しく綺麗な女性」としてみました。大人の女性というイメージでは lady を、もっと若いイメージだと girl を使うとよいでしょう。(girl は「女の子」といったイメージがあるかと思いますが、英語では場合によって20代の女性にも使われます。)
Even so, in reality, I suppose it is not easy to live. Is it, Yuppie?
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
こちらも英語自体にはミスなく綺麗に書かれていますが、「現実には、そんな状況で生きるのは簡単じゃない、ですよね?」といった響きになります。「そんな状況 "でも"」とする場合には、under such circumstances の前に even「〜さえ、〜でも」を加えるとよいでしょう。
▼ なお添削例では、さらに英語として自然な響きになるよう、以下のように表現させていただきました。「それでも、現実には、生きるのは楽じゃないと思います。ですよね、Yuppie先生?」という表現となります。
(1) circumstance は「(周囲の) 状況・環境・事情」といった響きの「境遇」となるので、前文の「(自分が) 美しく可愛い」という文脈と少し相性が悪いかもしれません。ここでは「そんな境遇でも」を、前文の流れを受け継ぐ形で even so「そうだとしても、それでも」として文頭に持ってくると、さらに自然な流れになりそうです。
(2) 元のように一文にまとめても問題ございませんが、カンマと短い節が少し多くなるので、添削例のように一度文を区切るのもよいかと思います。なおその場合、"it is not easy to live" だけだと「生きていくのは楽じゃない」と言い切っている響きになるので、"I suppose" や "I think" など「〜だと思う」という意味合いを加えるとなお良さそうです。