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今日の添削結果
皆さんこんにちは。
ピンチのとき、皆さんはどんな風に自分を奮い立たせていますか?
長い人生の半分は過ぎたであろうわたしにとっては、
過去の経験が大いに励みになっています。
感想と反省
過去形と過去完了形の関係。
「総合英語Forest」では何度も何度も読んで、
そこに掲載されている例文も何度も音読していたのですが、
やっぱりアウトプットしていないと身につかないのですね。
先生のご指摘はいちいちごもっともで、ぐうの音も出ません(@_@)
sayの用法もそうです。
sayとtell。
これも何度も例文を音読していたのに(^_^;)
でもこうして自分の弱点があぶり出されて、
先生から適切なツッコミを頂くことで、
日々上達している気がしています。
今日のお題
あなたは大変なときをやり過ごすのに、どのように自分を奮い立たせていますか?英語で答えてください。
わたしが書いた英文原稿
Under such situations, I try to keep in mind, “So far, those all things weren’t as bad as I thought.”
そんな時わたしは言い聞かせます。「今までどんなことも、自分が考えるより悪かったことはない」と。
In addition to it, I say myself too, “In reality, however the problems look like critical and heavy things, time also settles down them.”
それから、こうも語りかけます。「実際、どんなに重大で困難なことに見えても、時間が解決してくれることもある」
These "spells" have been able to settle down my hard times.
これらの「呪文」が、わたしの困難なときを乗り越えてきています。
添削結果
In such situations, I tell myself, “So far, nothing was as bad as I had thought."
I also say to myself, “In reality, however serious and difficult a problem seems, sometimes time settles it down."
These "magic words" have been helping me to overcome my hard times.
添削詳細
In such situations, I tell myself, “So far, nothing was as bad as I had thought."
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
今回もとてもよく書かれたエッセイとなっていますね。こちらの文も全体としてとても綺麗に書かれていますので、添削例ではさらに自然な表現となるよう、以下のように添削させていただきました。
(1) circumstances に対しては in または under が前置詞として使われますが、situation に対しては基本的に in のみが使われます。少し紛らわしいので、ひとつのフレーズとしてセットで覚えておくとよさそうです。
(2) try to keep in mind は元のままで問題ございません。添削例では日本語文をそのまま "tell myself"「自分に言い聞かせる」としてみました。
(3) "those all things" の部分は、all things が「すべてのこと」となり、those「それらの」で修飾して範囲を定めることができないので、ここでは those と all を反対にして、"all those things" とするとよいでしょう。(those things「それらのこと」に対して all「すべて」という修飾がかかる形です。)
▼ 添削例では参考までに、all those things weren't → nothing was とより簡潔になるようにまとめてみました。
(4)「考えるより悪くなかった」という場合、「考えていた」のは「悪くないと分かった」時点より前までのことになるので (ずっと悪く考えていた→そのあとそれほど悪くないと分かった、という時間の流れですね)、「考えていた」というのを「悪くなかった」というよりもひとつ前の時制にする必要があります。ここでは "weren't as bad" の部分が過去形となっているので、"as I thought" → "as I had thought" と過去完了形にすると、そのような意味合いにすることができます。
▼ 例えば「この部屋は思っていたより広い」であれば、"This room is bigger than I thought." のように、is bigger が現在形となり、than I thought が過去形となります。「その部屋は思っていたより広かった」であれば "That room was bigger than I had thought." となります。
I also say to myself, “In reality, however serious and difficult a problem seems, sometimes time settles it down."
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
こちらも非常によく書かれています。元のままでも問題なく伝わりますので、添削例ではさらに自然な表現となるよう、以下のように細かな点についてのみ修正させていただきました。
(1) 添削例ではより簡潔な表現となるよう、"in addition to it" と "too" の意味合いを also にまとめて「私は自分にこうも言います/また、私は自分にこう言います」としてみましたが、もちろん元のままでも問題ございません。
(2) say は「(〜と/〜を) 言う」という意味で、「〜に言う」のように人を目的語にとらないので、myself の前に to を加えるとよいでしょう。
(3) "however the problems look like critical and heavy things" の部分は「その問題が重大で困難なことのようにどれだけ見えても」といった響きになります。ここでは however の後ろに形容詞を持ってきて、「どれだけ〜である (ように見えても)」とすると、より日本語文のニュアンスに近くなりそうです。("however critical and heavy the problems look like, ..." という形)
▼ なお、ここでの「見える」は実際に視覚的に「見る」というよりも「思える」というニュアンスかと思いますので、添削例では seem を使ってみました。また、元のように後ろに名詞が続く場合には like があると自然ですが、添削例では things を削除して形容詞のみとしたので、like も削除した形にしています。
▼ また、the problems は前文の "all those things" を指して「その問題たちが」としている場合には元のままで問題ございません。添削例では全般的なニュアンスで a problem「ある問題が」としてみました。serious と difficult も言い換え表現までに紹介させていただいておりますので、元のまま critical / heavy で問題ございません。
(4) settles down them の部分もそのままでも問題なく伝わりますが、it や them など代名詞に限り、settle と down の間に置くことが多いように思いますので、添削例では settles it down とさせていただきました。
▼ 前の部分を a problem としたので、them → it としています。また、also を文のはじめで使ってしまったので、sometimes を使って「時々〜(する)、〜(する)こともある」としてみました。
These "magic words" have been helping me to overcome my hard times.
良く出来ています。
こちらも素晴らしい英文です。修正の必要はございませんので、添削例では以下のように言い換え表現をあげてみました。
(1) spell の代わりに magic words「魔法の言葉」としてみました。(ややポジティブなニュアンスがでるかと思います。)
(2)「わたしの困難なときを乗り越えてきています」の部分は、それらの言葉が「わたしが困難なときを乗り越えるのを助けてくれている」という風に表現してみました。help 人 (to) ~ で「(人) が〜するのを助ける/手伝う」、overcome は「乗り越える」という意味になります。
▼ なお時制は have helped me と現在完了形にして「これまで〜してきてくれた」としてもよいですし、添削例のように have been helping me として「〜し続けてくれている」と今現在も継続しているニュアンスにしてもよいかと思いますので、お好みでお使いいただければ幸いです。