
この記事の目次
今日の添削結果
皆さんこんにちは。
そもそも日記って、誰に読ませるものでもないものですから、
極端な話、内容が支離滅裂でも問題ないわけです。
ところが、アイディーで書く日記は違います。
先生に読んでもらう以上、
その内容はちょっとしたエッセイや論文になっていないとダメだと、わたしは思うのです。
そうなると、論理的に作文しないといけません。
それを踏まえて作文していたつもりだったのですが・・・。
見事にツッコまれてしまいました
今回、わたしが書いた英文原稿に論旨があいまいな点があることを、
先生に見事にツッコまれてしまいました。
ご指摘はごもっともなことばかり(^_^;)
英作文と言っても、ただやみくもに英文を書けばいいのではなく、
相手に内容を理解してもらうことに主眼を置くことが重要である、
ということを、改めて思い知らされました。
正直に告白すると、わたしにとって、それは実に大変な作業なのです。
内容を考えることは、英文を書くよりも時間ががかることもしばしばです。
とはいえ、伝えるべき内容を簡潔にわかりやすくという訓練は、
日本語を使っている普段の生活にも必ず役に立つと思います。
そう思って、時間がかかっても頑張ってアイディーを続けたいと思っています。
( • ̀ω•́ )✧
わたしが書いた英文原稿
I'm not good at writing diary in Japanese, let alone in English.
わたしは日本語の日記は得意ではありません。ましてや英語日記なんて。
Actually I've been thinking about what to write it more than five hours today, but I never come up with idea.
実際、今日も5時間以上日記に何を書こうか考えていますが、全く思いつきません。
Of course, the reason that I can't write it in English is lack of vocabulary.
もちろん、英語日記が書けない理由は、語彙が足りないからです。
I've got to study more hard.
もっと一生懸命勉強しなきゃ。
添削結果
I am not good at writing a diary in Japanese, let alone in English.
Actually, I have been thinking about what to write more than five hours today, but I never come up with an idea.
Obviously, my lack of English vocabulary made writing a diary in English even more challenging.
I have to study English harder.
添削詳細
I am not good at writing a diary in Japanese, let alone in English.
英文にあやまりがありました。
1.訂正が必要な個所
① diaryの前には冠詞が必要です。日記は特定されないので、冠詞にはaを選びます。
2.その他 (他の表現方法のご提案です。)
① let alone in Englishのinは、省略することもできます。
② 文章全体のテーマとして「①日記を書くことに対する苦手意識」と「②英語力」の2つがあると思います。最後のクロージングステートメントを読むと「英語力」に若干の重心が置かれているようにも思えますが、ほぼ均等に2つのテーマに触れられているように思えます。
短い文章では、センテンスごとにテーマ(意図)をある程度絞った方が、読者にとって理解しやすい文章になると思います。今回の英文についていえば、2行目の意図が少し不明瞭な印象を受けました。
2行目の「5時間もかけたのに『アイデア』が浮かばなかった」のは、②英語力の問題よりも①日記を書くことに対する苦手意識が原因だったのではないでしょうか?それを明確にするためには、例えば、1行目ではあえて英語に触れずに、
例)I'm not good at writing personal stuff in a diary even in my native language, Japanese.
と表現すると、2行目で説明された日記を書くのに苦戦した根本的な原因が明確になります。
1行目で英語に触れても良いと思いますが、2行目の「5時間もかけたのに『アイデア』が浮かばなかった」理由が、英語力にあるという印象を読者に与えます。(『アイデア』が浮かばなかった原因は、例えば創作力などに関係すると考えるのが一般的で、語学力とは直接的に結び付かないと考える読者もいるはずです。)
例)Actually, I've been thinking about what to write in it more than five hours today, but I never come up with an idea.
英語力については、満を持して3行目で触れ、「もともと苦手な日記を書くというタスクが、英語で書くという条件でより困難になった」という意図を表現します。
例) I have to admit that my lack of English vocabulary made writing a diary in English even more challenging.
③ 日記を書くのが苦手な理由としてよく耳にする「几帳面に毎日続けるのが苦手」というニュアンスを表現する場合は、writingの替わりに良く使われるkeepingを用いて
例) I'm not good at keeping a diary
と表現しても良いでしょう。
④ フォーマルな文章では I'mなどの短縮形の使用は控えた方が無難です。
Actually, I have been thinking about what to write more than five hours today, but I never come up with an idea.
英文にあやまりがありました。
1.訂正が必要な個所
① Actuallyの次にはカンマが必要です。
例)Actually, it was how my family always celebrated Christmas.
② it は日記を指していると思いますが、その場合、前置詞 in を加える必要があります。ただ、この文脈では in it を省略しても全く問題ありません。
③ ideaの前には冠詞が必要です。アイデアは特定されないので冠詞にはanが適切です。
2.その他
① 1行目の添削欄でも触れたように、2行目は「書くために思考を巡らせたり、アイデアを思いつくことの苦労」について書かれているので、英語力とは直接的に結び付かない印象を受けました。この点については後ほど触れさせていただきます。
② フォーマルな文章では I'veなどの省略形の使用を避けた方が無難です。
Obviously, my lack of English vocabulary made writing a diary in English even more challenging.
伝わりますがより自然になるように補足いたしました。
1.訂正が必要な個所
このままでも問題ありませんが、より自然な表現をご提案します。
2.その他
① 文頭のOf courseですが、疑いようのない事実について触れる場合、「明らかに(~だ)」を意味するObviously, Apparentlyなどで始めるスタイルも良く使われます。
例)Obviously, we're not out to contain China.
例)Apparently, Kate and William fully snubbed Prince Charles on holiday.
② I can't write it in Englishという表現ですが、ボキャブラリーの欠如では「英語で書けない」という状況には至らないはずずですし、現に英文を書いている事実とも結びつかないので、例えば「英語で書くのを一層困難にした」などと表現したほうが良いと思います。
なお、「困難」という表現には、difficultを使うこともできるのですが、今回のような場面では、もっとポジティブな印象を与えるchallengingという表現が良く使われます。
③ 1行目と2行目の添削で触れましたが、そもそも日記を書くこと自体が苦手な理由に触れたうえで、3行目につなげると、文章全体の意図がより明確になると思います。
例)Obviously, my lack of English vocabulary made writing a diary in English even more challenging.
I have to study English harder.
良く出来ています。
1.訂正が必要な個所
問題ありません。
2.その他
① study more hard の替わりにstudy harderでも良いと思います。
② テーマに則して、勉強の対象をより具体的に、I've got to study English harderでも良いと思います。
③ have got to の替わりに have to でも良いと思います。なお、have got toはカジュアルな表現なので、フォーマルな場面では使用をお控えください。また、I'veのような省略形は、フォーマルな文章では使わないほうが無難です。
ご参考までに、その他の表現でご紹介した例文をまとめておきます。
I am not good at writing personal stuff in a diary even in my native language, Japanese. Actually, I have been thinking about what to write more than five hours today, but I never come up with an idea. Obviously, my lack of English vocabulary made writing a diary in English even more challenging. I have to study English harder.