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血肉になる音読回数についての一考察
こんにちは。
皆さんは一つの英文を何回連続して音読していますか?
10回ですか?
それとも30回?
わたしが10年以上前に出逢った本に英語口 英文法ができると英会話ができる 初級編〈1〉があります。
著者である、市橋敬三さんによると英語習得のために必要な音読回数は「最低80回」です。
以下、引用します。
➀各英文を最低80回は音読すること。100~130回できるとさらに望ましい。算数の「九九」も最低100回読むようにと小学校の先生が言っている。英語は外国語である。この努力をしなければ大きな進歩もないし、自信もつかないことを断言する。
中略
➂1日のノルマを果たした後、日本語の部分を見た途端に英語が出てくるかどうかチェックすること。この際、80回読み終えた文のみチェックすること。30回くらい読み終えてもチェックしてはいけない。
---市橋敬三著「英語口初級編」アスキーP9---
音読80回の所要時間を計算してみると
一つのセンテンスが音読に5秒かかるとして、空白に1秒とって合計6秒。それを最低の80回繰り返すと、8分かかります。
もちろん暗記すべき英文の長さは一定ではありませんので、大雑把に見積もると、1時間に6~8センテンスといったところでしょうか?
見開き1ページに7つの例文が1つのレッスンとして収録されています。
それが63レッスンあります。
ということは最低63時間で1周することが出来る計算ですが、ぶっ通しでやったところで、この本の最初のほうのレッスンはもちろん、下手すれば前日のレッスンの大半を忘れているなんてこともざらだったのです。
こんな、「3歩歩いて2歩下がる」状態で、一体いつになったら一冊終えることが出来るのか?
当時のわたしは今と違って英語学習熱が高くなかったこともあり、途中で投げ出してしまいました。
(^_^;)
では、音読の回数を減らせばいいのか?
80回の音読の、1回1回すべてに英文のイメージや単語を想起しながらという、質の高い勉強が出来ればそれに越したことはありませんが、実際はなかなかそうはいきません。
雑念に支配されながら、口だけは九官鳥のごとく動いている。
そんなことがほとんどと言っていいでしょう。
皆さんの場合はいかがでしょうか?
となると、80回という回数にこだわるのはあまり意味が無いような気もしてきます。(市橋先生ゴメンナサイ)
それよりも計画的に復習、つまり森沢洋介先生がおっしゃるところの「サイクル回し」を確実に行い、その都度の音読の「品質」を上げた方が効率的なのではないのか?
そんなふうに思い至り、現在、音読回数については特に厳格に回数を決めていません。
集中力と、英語が口に乗る感覚がつかめるかどうかの兼ね合いで、30回で済ますこともあれば、80回以上音読することもありますし、場合によっては筆写も併せて行っています。
DUOセレクトとDUO3.0はずいぶん時間をかけました
最近少しDUOシリーズから離れていますので、恐らく多少は忘れてしまっているセンテンスがあると思いますが、それでもかなりの時間をかけて学習したおかげで、まだまだ記憶に残っています。
事実、今やっているForest問題集の中のセンテンスやForestの例文の音読をしていると、DUOで出てきた単語や言い回しがキッカケで、無意識にDUOの例文に途中から切り替わってしまっている事があります。
(^_^;)
きちんと集中していないからとはいえ、それだけDUOの例文が染みついているという証拠でもあります。
もちろん、そんなことで喜んでいる場合ではないのは百も承知ですよ。
(*´艸`)
次にチャレンジする教材はこれだ!
これを、Forestが落ち着いた段階で始めようと思っています。今は、Studyplusで記録を毎日残していますので、「人体実験」の結果を随時報告できると思いますので、どうぞお楽しみ。
それにしても、こうして文章にしてみると、改めて英語学習とは厳しい道のりだということが再認識できました。
(と、勉強時間を割いて長々とブログを書いたことを正当化してみる。)
最後に学習記録を公開します。
Forestの問題集は4周目に入りました。
レベル1と2の問題は、最初に解けなかった問題だけを繰り返し、
レベル3の問題はすべてを繰り返しています。
間違えた問題は、ひたすら音読です。
ただ、問題集には音声CDがないので、我流ですけどね。